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俺が十代の頃、ロックは生き方だ!と何度今まで言ってしまったことだろうか。
そういって自分を奮い立たせることで良い曲が作れるなら結果オーライだが、俺はあまり成果を得ることができなかった。
あのときの自分の曲はダサいものばかりだ。

まあ社会通念としてロック=ワイルド、破天荒、不良 だとすると、事実めちゃくちゃヤンキーでジャンキーなミュージシャンってのは世の中に沢山いるわけだが、そういう人たちの作る音楽がいつも最高にカッコイイかって考えたら、正直言って俺は違うと思っている。
一方でサザンみたいに名門私立大学のサークル出身のバンドもあるが、よほどロックだしソウルではないか。まあ、当たり前か。。

結局のところ日常の素行と音楽にはあまり関連がないのだ、というのが俺の現行の持論である。
音楽が思想を育てるということは確かにある。だが思想が音楽を作るかといったら、微妙。。順番が錯誤していると思う。

ロックを聴いて不良になる奴はいるだろうが、不良がロックをやれるとは限らない。
もしその順序でロックンロールのセンスが発揮できるなら、過保護のおぼっちゃまだったとしても十分発揮できるんじゃないだろうか。
だから精神論やキャッチフレーズや、上みたいな社会通念が必要以上に先行するのは音楽の堕落を引き起こしかねない。
やはり音楽ありきなのだ。
ヒンドゥー教の教えに「ナーダ ブラフマー = 世界は音なり」という言葉があるらしいのだが、よくこの言葉が脳裏を過る。

いや、音楽だけじゃないのかもしれない。芸人でも格闘家でもそうじゃないだろうか。
破天荒だったり元ヤン出身の人、たとえば横山やすしとか、辰吉丈一郎とかのような人があまりにも世の中には強い印象を与えるもんだからそういうイメージがステレオタイプ化してしまうのだ。
でも実際よく見つめ直してほしい。いじめられっ子だったけどチャンピオンになった人もいるわけだし、酒が一滴も呑めないM1チャンピオンもいるわけである。
ロックンローラーのイメージってやつも同じことが言えるだろう。
それに縛られてるのって、、確かに魅力的なのだが、やっぱ俺の経験上あまりメリットがないんだよな。

かつて俺の旧い友人が
「だからロックって言葉嫌いなんだよ」
って言ってた。
俺はガキの頃からチャックベリーやビートルズやAC/DC 、いわゆるロックンロール、不良の音楽ってやつに憧れて育ったもんだから、そんときは反発してしまった。
「小洒落やがって!ロッキンポが!」と思ってた。
俺の世代だとエモとか下北系のなんちゃらが流行っていたのもあってその反動で一層俺の精神論先行は加速していったのである。

でも、今ではアイツの言葉の意味がよくわかるぜ。。

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プロフィール
HN:
かずお爆弾
性別:
男性
自己紹介:
千葉が好きな普通じゃない日本人。最近ピアニストに転身した元ギタリスト。単車キチガイ系シンガーソングライダー。ニトロ爆弾/BOOViES/韮。大型二輪:DSC1100 四輪:ソアラZ20。県立千葉高校 → 千葉大学工学部機械科、ジークンドー卒。ライブのお誘いお待ちしてます。民主主義反対!
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